電池にも「中身の抵抗(内部抵抗 \(r\))」があります。電池の起電力 \(E\)(電池の本来の電圧)のうち、電流が流れるとその一部が内部抵抗で食われてしまいます。残った分が「端子電圧 \(V\)」として外の回路に供給される。
例えるなら、バケツからバケツに水を移すとき、運ぶ途中でこぼれる水がある感じ。電流が大きいほど内部抵抗で「こぼれる電圧(\(rI\))」が大きくなるので、端子電圧は小さくなります。
2 つの量を求める問題:
(1) 電池の端子電圧 \(V\)〔V〕 — 起電力から内部抵抗での電圧降下を引く
(2) 外部の可変抵抗器の抵抗 \(R\)〔Ω〕 — 端子電圧と電流からオームの法則で
混同しやすいのは「起電力 E」と「端子電圧 V」。電池のラベルに書いてある電圧(1.5 V など)は起電力 E。電流が流れると内部抵抗で \(rI\) 分だけ電圧が目減りするので、実際に回路に届く電圧(端子電圧)は常に E より小さい。V-I グラフで切片 E、傾き \(-r\) の直線になる関係も覚えておこう。