電子を電圧 \(V\) で加速し、その後、磁場の中に入れて円運動させる装置です。これは J.J. トムソンが電子の比電荷 \(e/m\) を測定した歴史的実験の本質的な部分。
2 段階で考えます:
① 加速段階:電場のした仕事 \(eV\) が運動エネルギー \(\frac{1}{2}mv^2\) に変わる
② 円運動段階:ローレンツ力 \(evB\) が向心力 \(mv^2/r\) になる
両方の式に \(v\) が登場するので、2 式から \(v\) を消去すると \(e/m\) が他の量だけで表せます。
加速電圧 \(V\)、磁束密度 \(B\)、円軌道の半径 \(r\) から、電子の比電荷 \(e/m\) を表す式。
2 つの式で表される \(v\) を消去するとき、片方は \(v^2\) 形、片方は \(v\) 形になっているので2 乗するタイミングを間違えないこと。また結果には \(B^2\) と \(r^2\) が出るので、累乗を忘れないように。