無限に長い直線電流 \(I_1\) のそばに、辺の長さ \(l\) の正方形コイル(電流 \(I_2\))が置かれています。直線電流は同心円状の磁場をつくり、距離が遠いほど磁場は弱くなります。
正方形コイルの 4 辺それぞれが、磁場の中で力を受けます。
近い辺 AD(直線電流から距離 \(r\))と遠い辺 BC(距離 \(r+l\))は逆向きの力を受けますが、近い辺 AD のほうが磁場が強いため、差し引き AD 側に引かれることになります(電流が同じ向きなら引力)。
側辺 AB と CD の力は対称性で打ち消し合います。
(1) 辺 AD にはたらく力。(2) AD と BC の合力。(3) コイル全体としての力。
「コイルが直線電流に引き寄せられるか押し離されるか」は、AD(近い辺)の電流が直線電流と同じ向きか逆向きかで決まる:同じ向きなら引力、逆向きなら斥力。AB と CD は反対側で対称な力なので、計算する必要はない(消える)。