導体に電流を流して磁場をかけると、電流を担うキャリア(電子 or 正孔)がローレンツ力で片側に偏ります。偏ったキャリアが電場を生み、その電場とローレンツ力がつりあったところで定常状態に。両端に生じる電位差がホール電圧です。
キャリアの正負は、どちら側が高電位になるかで判別できます。半導体技術ではこの方法でキャリアの種類(n 型 / p 型)を確認します。
(1) キャリアの正負(電子 or 正孔)。(2) キャリアの速さ \(v\)。(3) ホール電圧。
キャリアの正負を判定するときは、電流の向き(=正電荷の流れる向き)とキャリアが実際に流れる向きを区別する。電子の場合、電流の向きと電子の流れの向きは反対。ローレンツ力 \(\vec{F} = q\vec{v} \times \vec{B}\) を計算するときは、必ずキャリアの実際の速度を使う(電流の向きではなく)。