密に巻いたコイル(ソレノイド)の中には一様な磁場ができます。電流を流すと内部に磁束が生じ、その磁束は巻数 \(N\)、断面積 \(S\)、長さ \(l\)、そして透磁率 \(\mu\) で決まります。電流変化に対する起電力(自己インダクタンス \(L\))も、この4つの量で表せます。
イメージは「太く・長く・密巻きにしたコイルほど、電流変化に対する抵抗(インダクタンス)が大きい」という発想。鉄芯を入れると \(\mu\) が劇的に大きくなり、\(L\) が桁違いに大きくなります。
(1) ソレノイドを貫く磁束 \(\phi\)。(2) 電流を変えたとき生じる誘導起電力 \(V\)。(3) 自己インダクタンス \(L\) を、\(\mu, n, S, l\) で表す。
巻数 \(N\) と単位長さ当たりの巻数 \(n\) は違う量。\(n = N/l\) の関係に注意。\(L\) を表す式には\(N^2\)(または \(n^2\))が現れる:磁束を作る側の \(N\) と、それを受ける側の \(N\) が両方かかるため、巻数の2乗に比例します。