原子・電子のエネルギーは \(10^{-19}\) J オーダーで、J(ジュール)で書くと小さすぎて扱いにくいです。そこで「電子1個を電圧 1 V で加速したときに得られるエネルギー」を 1 eV と新しく定義します。eV を使うと「20 V で加速 → 20 eV」のように掛け算なしで一目で分かるのが便利。
例:水素原子のイオン化エネルギー \(2.2 \times 10^{-18}\) J は、eV だとちょうど 13.6 eV。原子物理では eV、核物理では MeV (\(10^6\) eV) が標準的。
電子ボルト eV の定義と、電圧 \(V\) で加速された電子のエネルギー(および速度)を eV と J の両方で表す方法。
eV はエネルギーの単位であって電圧ではない(紛らわしい!)。「20 V」と「20 eV」は別物。電子を 20 V で加速したときのエネルギーが 20 eV、と理解する。eV を使うときも \(\dfrac{1}{2}mv^2\) の \(m\) は kg、\(v\) は m/s で計算するため、最後に J に揃える。