💡 ヒント:ブラッグの条件

📋 問題の状況を整理しよう

直感的理解

X線(短い波長の電磁波)を結晶に当てると、規則正しく並んだ原子面が「鏡の重なり」のような役割を果たします。隣り合う面で反射されたX線どうしが「経路差」を持って干渉し、ある角度でだけ強く反射される(ブラッグ反射)現象です。

イメージは「水面のさざなみが等間隔の杭に当たって反射する」のと同じ。杭の間隔(面間隔 \(d\))と入射角 \(\theta\) で、反射波が強め合うか弱め合うかが決まります。

✏️ 求めるもの

面間隔 \(d\) の結晶面に角度 \(\theta\) で入射した波長 \(\lambda\) のX線が強め合う条件(ブラッグの条件)。経路差を考えて干渉条件を立てる。

🔬 シミュレーションで体感

👀 観察のポイント

💡 考え方のヒント

🔧 使う道具
  1. 図を描く:2 つの平行な原子面と入射光・反射光を描き、角度 \(\theta\) を結晶面となす角として正しく取る
  2. 経路差を求める:下の面で反射される光が「余分に通る距離」を幾何的に求める。垂線をおろして直角三角形を作ると \(d\sin\theta\) が出てくる(往復で 2 倍)
  3. 干渉条件を立てる:強め合うのは経路差が波長の整数倍 → \(2d\sin\theta = n\lambda\)
  4. 未知量を解く:\(d\)、\(\theta\)、\(\lambda\) のうち 2 つが分かれば残り 1 つを求められる
注意

\(\theta\) の取り方が要注意。光学のスネルの法則では「法線となす角」だが、ブラッグの式では結晶面となす角(余角)を使う。問題文の図をよく見ること。また、係数 \(2\) を忘れない(往復するので経路差は \(2 \cdot d\sin\theta\))。