電子を結晶に当てると、X線回折と同じパターンが観測される現象です。これは電子に「波の性質(ド・ブロイ波)」があることの直接的な証拠。電子のド・ブロイ波長を求めれば、ブラッグの条件 \(2d\sin\theta = n\lambda\) がそのまま使えます。
手順は (1) 電圧 \(V\) で加速された電子の波長 \(\lambda = h/\sqrt{2meV}\) → (2) ブラッグの条件 \(2d\sin\theta = n\lambda\) → (3) \(d\) について解く。X線も電子もド・ブロイ波長で扱えば同じ枠組みで考えられるのが鍵。
電圧 \(V\) で加速された電子線を結晶に当て、ブラッグ反射の角度 \(\theta\) が観測されたときの結晶面間隔 \(d\)。
X線回折と電子線回折は数式上は同じだが、波長を求める式が違う:X線は \(\lambda = c/\nu\)、電子は \(\lambda = h/\sqrt{2meV}\)。電子線の場合は加速電圧から運動量経由で波長を計算する 1 ステップが追加される。\(\theta\) は結晶面となす角であり、法線からの角ではない(ブラッグの条件特有)。