同じ元素でも、中性子の数が違う仲間(同位体)が混ざって自然界に存在しています。塩素を例にとると、³⁵Cl(重いほうではないほう、約75.8%)と ³⁷Cl(重いほう、約24.2%)の2種類が一定の割合で混ざっています。
原子量(化学で習う数字)は「ある元素1原子の平均的な質量」のこと。だから「重さの異なる玉が決まった割合で袋に入っているとき、玉1個の平均重さはどうなる?」という加重平均の問題になります。「重い玉が多ければ平均は重く、軽い玉が多ければ平均は軽く」なります。
同位体の質量数と存在比から、その元素の原子量を求める。塩素は ³⁵Cl と ³⁷Cl の混合物。比率の和が 100 % になることを使う。
「原子量」は加重平均なので一般に小数になります。一方、個々の同位体の質量数は陽子+中性子の個数なので必ず整数。混同しないこと。比率は % のままだと加重平均にならないので、必ず小数(÷100)に直してから計算する。