💡 ヒント:核反応とエネルギー

📋 問題の状況を整理しよう

直感的理解

核反応では、反応の前後で原子核と粒子の質量の合計がわずかに変わります。「軽くなった分」がエネルギーになって出てきます(発熱反応)。

計算の流れはシンプル:

  1. 反応前の質量の和 \(M_{\text{前}}\) を計算する
  2. 反応後の質量の和 \(M_{\text{後}}\) を計算する
  3. 差 \(\Delta m = M_{\text{前}} - M_{\text{後}}\)(質量欠損)を求める
  4. \(E = \Delta m \cdot c^2\) でエネルギーに換算する

核物理では \(\Delta m\) を u 単位で計算し、\(\textbf{1\,u} \cdot c^2 \fallingdotseq 931.5\,\textbf{MeV}\) を掛けるのが定石です。

✏️ 求めるもの

核反応で放出されるエネルギー \(E\) を MeV 単位で求める。質量欠損 \(\Delta m\) を u 単位で計算してから、931.5 MeV/u を掛けるのが速い。

🔬 シミュレーションで体感

👀 観察のポイント

💡 考え方のヒント

🔧 使う道具
  1. 反応式を確認:左辺と右辺の核・粒子の質量を u 単位で書き出す
  2. 質量の合計を計算:反応前の合計と反応後の合計
  3. 差を取る:\(\Delta m = M_{\text{前}} - M_{\text{後}}\)(u のまま)
  4. エネルギーに換算:\(E = \Delta m \cdot 931.5\) MeV(MeV で答える場合の近道)
  5. 有効数字:問題で与えられた質量の桁数に合わせて丸める
注意

質量を u のまま扱うときは、最後に 931.5 MeV/u を掛けるのが定石。一方、kg で扱うと \(c^2 = 9 \times 10^{16}\) を掛けるので桁が合っているか要確認。MeV と J の単位ミスはよくあるので、最後に単位を見直そう。