熱いお茶に水を入れると、ぬるくなる。これは「熱いお茶が失った熱」が「水が得た熱」になっているから。外界に逃げないように断熱容器で囲めば、両者は完全に等しくなります。これが熱量の保存です。
イメージは「お小遣いの貸し借り」。誰も外から増やしたり減らしたりしなければ、A が失った金額と B が得た金額は等しい。最終的に二人とも同じ温度(熱平衡)に達します。
高温の物体(鉄)と低温の物体(水)を断熱容器内で接触させたときの熱平衡温度 \(t\)。両者の温度が一致して落ち着く温度を求めます。
温度差の向きに注意。高温物体の温度差は \((T_1 - t)\)、低温物体は \((t - T_2)\)。逆にすると負号がついて符号ミスの原因になります。「失う熱量・得る熱量はどちらも正」と覚えるのがコツ。