波が壁の隙間や障害物の角を通り抜けるとき、まっすぐ進むだけでなく、隙間の縁から回り込んで広がる現象が起きます。これが 回折。
回折の程度は 波長 \(\lambda\) と隙間の幅 \(d\) の比 \(\lambda/d\) で決まります。\(\lambda \gtrsim d\) のとき回折が顕著(よく回り込む)、\(\lambda \ll d\) のときは回折は目立たない(直進的に見える)。
波長 \(\lambda\) と隙間の幅 \(d\) から回折の顕著さを判定する。
「光は直進する」ように見えるのは、可視光の波長(≈ 500 nm)が日常の隙間(cm 〜 m)に比べて圧倒的に小さく \(\lambda/d \ll 1\) だから。一方、音の波長(数 cm 〜 数 m)は壁の隙間程度なので、音はよく回り込んで聞こえる。